♦ 足尾製錬所のある風景 (1)

アノード板増大する製錬処理に対応するため明治17年(1884)、現在の場所に製錬所を集約した。昭和48年(1973)閉山、輸入鉱石の製錬を続けてきたが、平成元年(1989)に操業を停止した。
♦製錬:銅精鉱(品位約20%)を、粗銅(品位約99%)に精製すること。
♦精錬:粗銅(品位約99%)を、電気銅(品位約99.99%)に精製すること。
♦アノード板:粗銅板のことで、足尾製錬所での完成品。
電気分解の陽極板という意味で 「アノード板」と呼ばれた。その形から「耳銅」とも呼ばれた(右写真:2011/11/01)。

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2007/08/19) ◊-◊-◊
 山小屋へ蝶を吹きこむ夕立かな 村上鬼城

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2007/08/19) ◊-◊-◊
 竪坑や暗き支柱に黴白し 古河風可

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2007/08/19) ◊-◊-◊
 坑出でし坑夫に西日殺到す 高杉平知楼

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2007/08/19) ◊-◊-◊
 ごうごうと山なだれする夕立かな 村上鬼城 

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2007/08/19) ◊-◊-◊
 骸骨となるとさだめて昼寝かな 石山恵水

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2008/01/04) ◊-◊-◊
 坑口の注連をくぐるや槌初め 佐竹三射

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2008/12/29) ◊-◊-◊ 大煙突。大平山。

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2009/06/18) ◊-◊-◊
 薫風や町を見下ろす五日荘 高杉平知楼

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2010/02/21) ◊-◊-◊
 北風や山の思ひに濁り酒 古河風可

__◊-◊-◊ (写真:2010/02/21) ◊-◊-◊
 寒灯のまたたき更けぬ山の駅 佐竹三射

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2010/02/21) ◊-◊-◊
 鉱毒の渡良瀬川や夕時雨 石山恵水

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2010/03/12) ◊-◊-◊
 雪嶺を四囲に足尾の春遅し 高杉平知楼

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2010/03/12) ◊-◊-◊
 春光の輝きこれぞ自溶製煉 佐竹三射

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2010/03/31) ◊-◊-◊
 山腹の家段々や梅の花 佐竹三射

本山製錬所 __◊-◊-◊ (写真:2010/05/03) ◊-◊-◊ 足尾まつり
 鉱山の社宅の空や五月鯉 高杉平知楼

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◎ 本ページの作成に当っては下記文献を参考にさせていただきました。記して深謝申しあげます。
  • 太田貞祐(1997)『足尾銅山 俳壇史』ユーコン企画